http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2004mito2/gaiyou/6-6.html
CLIを実装する次世代オペレーティングシステムの開発
(笹田さんの日記より)
やられた。 まさに同じことを考えてたよ。こっちは Ruby だけど。 こないだから飲み会に出るたびに OODB とかスレッドとか言ってたのも、 Alpha のアドレス空間を調べてたのも実は全部それがらみ。 NetBSD と ruby をひっつけてストレージは全部 OODB、 プロセスなしで全部スレッド、という感じにしたかった。 見れば見るほどよく似てるなあ。
たぶんちょっと違うことを考えてたのは次のような点か。
前者は手軽に試せるようにするため。 後者は単に手間を減らすため。 もともとの動機は「Alpha で動く OS 書きたい」で、 そのときはスクラッチから書こうと思っていたので、 とにかく手数を減らしたかった。 それでもシリアルが入ってるのはもちろんシリアルコンソールのためだ。 本当は telnet のみってのも考えたんだけど。
ちなみに、最初はストレージすら使わず、 すべてオンメモリにしようかと思っていた。 必然的にメモリ容量がそれなりに必要になるから、 まともに使うには 64 ビット環境が必須だ。 しかし手軽に試せるようにするためには IA-32 は切れないので、 メンテの手間も考えた結果 IA-32, AMD64, Alpha にしぼった (それでもやっぱり Alpha は入る)。 Opteron 欲しいなーとか言いだしたのも実はそのせいだ。
あと最近考えてたのは、 どーせすぐに流行ったりしないんだから YARV とか M17N とかの不安定な部分をドカドカ放り込んで Ruby の仕様実験場みたいにしようかってこと。 もはや最初のアイデアからはどんどん離れる一方だな。
くそー、名前も決まったし、 テスト専用の Alpha と IA-32 も用意してたのに……。 俺は作ると言って作らなかったものが多すぎるので、 今年一年かけて形にしてから表に出そうと思ってたんだけど、 甘かったか。
まあ、こういうアイデア自体は昔っからあるけどさ、 Lisp machine とか Smalltalk machine とか。 GUI とファイルシステムを捨てて、 マシン全体を強制的にオブジェクトの塊に しちゃうっていうところがちょっと独特なところかな。
あ、まだ作るとは決まってないですからね。 Ruby OS キター! とか叫ばないでくださいね?
(00:11)
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Ruby OS キター! (お約束)
メモリ管理誰がどうするつもりでした? 物理=仮想で突っ走るのかな。デバドラも ruby で書きますか。
OSKit + PLT Schemeってのがありましたね。5時間で作れたそうです。ファイルシステムはオンメモリのみとか言ってますが。
http://lists.tunes.org/archives/lispos/1998-December/002514.html
OSのディテイルに時間をかけたくないのなら、こういう手もありなんじゃないでしょうか。
あー、いいっすねー>Scheme Machine の記事。私も OSKit 使ってほげほげしてみようと考えてました。
5 時間は凄いですね。
これはお手軽そうでいいなあ。