Mailbox Classes
class TMail::MhMailbox
MH 形式のメールボックスを隠蔽するクラス。
new(dirname)
→ TMail::MhMailbox
dirname: String
MhMailbox
オブジェクトを生成します。
dirname
は MH メールボックスとして使うディレクトリ名です。
すでに作成ずみでなければいけません。
each_port {|port| .... }
each {|port| .... }
port: TMail::FilePort
メールボックスのメールに対して古いメールから順番に繰り返します。
reverse_each_port {|port| .... }
reverse_each {|port| .... }
port: TMail::FilePort
ディレクトリ中のメールに対して新しいメールから順番に繰り返します。
last_atime
→ Time
last_atime=(time)
time: Time
最後に each_new_port/each_port/reverse_each_port
を呼び出した時間。
each_new_port(time = last_atime()) {|port| .... }
time: Time
port: TMail::FilePort
新着メールのみに対してくりかえします。
引数 time
が与えられたときはその時刻以降に更新されたメールを新着とみなします。
与えられなかった時は前回の each_mail, reverse_each_mail, each_new_port
の後に
更新されたメールを新着とみなします。
new_port
→ TMail::FilePort
新しいメールに対応するファイルを作成し、
対応する TMail::Port
オブジェクトを返す。
close
なにもしません。
class TMail::UNIXMbox
UNIX mbox
を扱うクラス。現在の実装では、生成時に MH 形式に変換し、
明示的な close
呼び出しか GC のタイミングでファイルに書き戻します。
new(filename)
→ TMail::UNIXMbox
filename: String
新しい TMail::UNIXMbox
オブジェクトを生成します。
filename
は UNIX mbox
ファイル名です。
each_port {|port| .... }
each {|port| .... }
port: TMail::FilePort
メールボックスのメールに対して古いメールから順番に繰り返します。
reverse_each_port {|port| ... }
reverse_each {|port| ... }
port: TMail::FilePort
ディレクトリ中のメールに対して新しいメールから順番に繰り返します。
each_new_port(time = @last_loaded_time) {|port| .... }
time: Time
port: TMail::FilePort
新着メールのみに対してくりかえします。
引数 time
が与えられたときはその時刻以降に更新されたメールを新着とみなします。
与えられなかった時は前回の each_mail, reverse_each_mail, each_new_port
の後に
更新されたメールを新着とみなします。
new_port
→ TMail::FilePort
新しいメールに対応するファイルを作成し、
対応する TMail::Port
オブジェクトを返す。
close
明示的にメールボックスを書き戻します。以後、このオブジェクトに 対してメール操作メソッドを呼び出すと全て例外になります。
class TMail::Maildir
qmail
が使用するメールボックス maildir
を隠蔽するクラス。
new(dirname)
→ TMail::Maildir
dirname: String
新しい TMail::Maildir
オブジェクトを生成します。
dirname
は maildir
メールボックスとして使うディレクトリ名です。
ディレクトリはすでに作成ずみでなければいけません。
each_port {|port| .... }
each {|port| .... }
port: TMail::FilePort
メールボックスのメールに対して古いメールから順番に繰り返します。
reverse_each_port {|port| .... }
reverse_each {|port| .... }
port: TMail::FilePort
ディレクトリ中のメールに対して新しいメールから順番に繰り返します。
each_new_port {|port| .... }
port: TMail::FilePort
MAILDIR/new
のメールに対して、cur
に移動したのちに繰り返します。
new_port
→ TMail::FilePort
新しいメールに対応するファイルを作成し、
対応する Port
オブジェクトを返す。