Address Classes

class TMail::Address

クラスメソッド

parse(str)TMail::Address | TMail::AddressGroup

str: String

文字列 str から TMail::Address または TMail::AddressGroup オブジェクトを生成します。str がメールアドレスとみなせない ときは例外 TMail::SyntaxError を発生します。

new(locals, domains)TMail::Address | TMail::AddressGroup

locals: [String]
domains: [String]

新しい TMail::Address オブジェクトを生成します。localsdomains はそれぞれ アドレススペック (...@...) の、@の左側と右側をドットで split した 配列です。このメソッドは内部用であり使いにくくなっています。 Address.parse を使ってください。

インスタンスメソッド

address_group?true | false

常に false

specString

アドレススペック文字列 ("....@....")

routes[String]

配送経路を表す文字列の配列。'@' は含まない。

nameString
phraseString

俗に言うアドレスの「本名」部分。デコードされています。

encoded(eol = "\r\n", encoding = 'j')String

eol: String
encoding: String

B エンコードされた RFC2822 形式の文字列表現を返します。 行末コードに eol、文字エンコーディングに encoding を使います。 ただし encodingj しか実装されていません。

to_s(eol = "\n", encoding = 'e')String
decoded(eol = "\n", encoding = 'e')String

eol: String
encoding: String

デコードされた RFC2822 形式の文字列表現を返します。 行末コードに eol、文字エンコーディングに encoding を使います。

==(other)true | false

other: Object

spec の同値判定によって selfother が等しいか判定します。 nameroutes は影響しません。

class TMail::AddressGroup

クラスメソッド

new(name, addrs)TMail::AddressGroup

name: String
addrs: [TMail::Address | TMail::AddressGroup]

新しい TMail::AddressGroup オブジェクトを作成します。 name はグループ名を示す文字列、addrsTMail::Address または TMail::AddressGroup の配列でなければいけません。

インスタンスメソッド

address_group?true | false

常に true

nameString

グループ名。

addresses[TMail::Address | TMail::AddressGroup]

TMail::Address または TMail::AddressGroup オブジェクトの配列。

to_a[TMail::Address | TMail::AddressGroup]
to_ary[TMail::Address | TMail::AddressGroup]

addresses.dup と同じです。

flatten[TMail::Address]

再帰的に TMail::AddressGroup オブジェクトを平坦化し、 TMail::Address オブジェクトの配列を得ます。

add(addr)
push(addr)

addr: TMail::Address | TMail::AddressGroup

TMail::Address または TMail::AddressGroup オブジェクトを このグループに追加します。

delete(addr)

addr: TMail::Address | TMail::AddressGroup

TMail::Address または TMail::AddressGroup オブジェクトを このグループから削除し、非 nil を返します。もともとこの アドレスがグループ内に存在しない場合は無視して nil を返します。

each {|a| .... }

a: TMail::Address | TMail::AddressGroup

#addresses に対する繰り返し。

each_address {|a| .... }

a: TMail::Address

#addresses に対する繰り返し。ただし TMail::AddressGroup オブジェクトに 対しては内部に入って再帰的に繰り返します。

encoded(eol = "\r\n", encoding = 'j')String

eol: String
encoding: String

B エンコードされた RFC2822 形式の文字列表現を返します。

decoded(eol = "\n", encoding = 'e')String

eol: String
encoding: String

デコードされた RFC2822 形式の文字列表現を返します。

==(other)true | false
eql?(other)true | false

other: Object

#addresses の同値判定によって同じ内容かどうかを判断します。 #name は影響しません。